本記事の制作体制
熊田 貴行BECOS執行役員の熊田です。BECOSが掲げる「Made In Japanを作る職人の熱い思いを、お客様へお届けし、笑顔を作る。」というコンセプトのもと、具体的にどのように運営、制作しているのかをご紹介いたします。BECOSにおけるコンテンツ制作ポリシーについて詳しくはこちらをご覧ください。
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日本の陶器・陶磁器ブランドを探すとき、産地の名前は知っていても「どの窯元を選べばいいか」「陶器と磁器で何が違うか」で判断に迷う人は多い。この記事では、産地・素材・作り手・価格帯という4つの軸を使って、BECOSが扱う日本の陶器ブランド10選とその選び方を解説します。なお、本記事では陶器・磁器を合わせた「陶磁器」ブランドを対象に紹介します。日常使いのマグカップから贈答用の酒器セットまで、具体的な商品と購入導線を添えてお伝えします。
| # | ブランド名 | 産地 | 素材 | 主な価格帯 |
|---|---|---|---|---|
| ① | 丸モ高木陶器 | 岐阜県(美濃焼) | 磁器 | 2,200円〜 |
| ② | 大日 | 京都府(京焼・清水焼) | 陶器 | 作家もの・要確認 |
| ③ | 森陶器 | 徳島県(大谷焼) | 陶器 | 要確認 |
| ④ | ヤマ庄陶器 | 滋賀県(信楽焼) | 陶器 | 要確認 |
| ⑤ | 梅里窯 | 徳島県(大谷焼) | 陶器 | 要確認 |
| ⑥ | 丸文 | 福島県(大堀相馬焼) | 陶器 | 要確認 |
| ⑦ | 東憲窯 | 岡山県(備前焼) | 陶器 | 要確認 |
| ⑧ | 吉美窯 | 長崎県(波佐見焼) | 磁器 | 要確認 |
| ⑨ | 有田焼の産地ブランド各窯 | 佐賀県(有田焼) | 磁器 | 要確認 |
| ⑩ | 美濃焼各窯 | 岐阜県(美濃焼) | 陶器・磁器 | 幅広い |
陶器とは、有色粘土(陶土)を主原料として、おおむね1,000〜1,300℃前後で焼き上げた焼き物のことです。「土物」とも呼ばれ、土の粒子が残るざらりとした質感と保温性の高さが、日用品として長く重用されてきた理由です。
一方、磁器は白色粘土と石の粉末を原料とし、より高温で焼成します。吸水性がなく薄くて軽い仕上がりになるため、毎日使いの食器として扱いやすい。陶器と磁器を合わせて「陶磁器」と呼びます。
| 項目 | 陶器(土物) | 磁器(石物) |
|---|---|---|
| 主原料 | 有色粘土(陶土) | 白色粘土+石の粉末 |
| 焼成温度 | 比較的低温(1,000〜1,300℃前後) | 高温(1,300℃以上が目安) |
| 質感 | ざらっとした温かみ | なめらかで硬い |
| 吸水性・保温性 | 保温性が高い・吸水性あり | 軽く丈夫・吸水性なし |
| 電子レンジ | 製品による(要確認) | 金彩なしの製品は概ね対応 |
| 代表産地 | 信楽焼・備前焼・大谷焼・大堀相馬焼 | 有田焼・波佐見焼・九谷焼など |
和食文化では器を手に持ち口まで運ぶため、手触りと保温性のある陶器が重用されてきた。煮物・みそ汁・緑茶には陶器、毎日の洋食器や電子レンジ使いには磁器、という選び分けが実用的です。美濃焼のように陶器と磁器の両方を産地内で生産するケースもあり、産地名だけでは素材が確定しない点も覚えておくと役立ちます。

作り手の技が光る本物を、実物写真と送料込みでご覧いただけます。気になる品はそのまま購入できます。
日本には1万年以上の歴史を持つとされる焼き物文化があり、全国各地に個性豊かな産地が存在します。全国の複数の産地が国の伝統的工芸品の指定を受けており、土地ごとに異なる土・釉薬・技法が今も職人に受け継がれています。ここではBECOSが厳選した日本の陶器ブランド・陶磁器メーカーを10ブランド紹介します。

1887年創業の「丸モ高木陶器」は、宮内庁へ即位の礼の器を納めた実績を持つ美濃焼の老舗です。岐阜県東濃地域で1,300年以上の伝統を引き継ぎながら、現代の食卓に向けた機能性デザインを展開しています。
代名詞は温度によってデザインが変化する「温感・冷感・蓄光シリーズ」。45℃以上になると絵柄が浮かび上がる仕組みは特殊な釉薬の配合によるもので、電子部品は一切使用していません。職人の手仕事と現代の素材科学が交差する点に、このブランドの独自性があります。
「桜富士山のサウンド徳利&盃セット(11,000円)」は、水圧と空気圧を利用して電池なしで小鳥のさえずりが鳴る仕掛け付き。お酒だけでなくお茶やジュースでも楽しめるため、子どもから大人まで使えるユニークなギフトとして支持されています。
「温感 桜・紅葉 平盃セット(3,960円)」は白と黒の2色展開。45℃以上で桜や紅葉が浮かび上がる温感シリーズの代表作で、和の季節感を器で楽しみたい人への贈り物として好評です。

17℃以下の冷たい飲み物を注ぐと、白い桜がピンクに色付く不思議なグラス。容量325mlで安定感のあるフォルム、淡いピンクの化粧箱入りのためギフトに最適です。価格は2,420円(フリーグラス2点セット)で、ペアギフトとして手ごろな価格帯に収まっています(最新価格は商品ページにてご確認ください)。
丸モ高木陶器|【フリーグラス2点セット】冷感 桜

1980年に京都・山科で創業した「大日」は、京都府指定無形文化財保持者の木村盛伸氏に師事した陶芸作家・竹村繁男氏が主宰するブランドです。
30年以上にわたり、自然の植物の灰を使って自ら調合した釉薬のみで作陶を続けています。天然灰釉薬は同じ配合・同じ温度で焼いても毎回まったく同じ表情にはならない。その偶然性こそが「世界にひとつだけの器」を生む根拠です。食洗器・電子レンジ対応で、作家ものでありながら日常使いも想定した設計になっています。

海のような青の中に緋色が映えるコントラストが印象的な京焼のボウル。食洗器・電子レンジ対応で日常使いにも無理がない。大小2サイズ展開で、サラダからパスタまで幅広く使えます。
大日|【ボウル】HiBiKi 碧彩

1912年に徳島県鳴門市大麻町で創業した「森陶器」。大谷焼は約240年の歴史を持ち、大物陶器を成形する「寝ろくろ」という独自技法で知られています。轆轤(ろくろ)を横に倒した状態で回しながら成形するこの手法は、大谷焼の産地でしか受け継がれていません。
近年は日用品やインテリア雑貨にも製作範囲を広げ、藍が有名な徳島県ならではの深みのあるブルーの作品は特に女性からの支持を集めています。

1890年創業の「ヤマ庄陶器」は、日本六古窯のひとつに数えられる信楽焼を代表するブランドです。信楽焼は滋賀県甲賀市で生産される焼き物で、土の粒子が大きく残るざっくりとした肌合いと、素地に自然釉が溶け込むような景色が魅力です。
量産品にありがちな均一な仕上がりを意図的に避け、手仕事の揺らぎを器に残す姿勢が、日常使いの器に「顔」を与えています。

徳島県・大谷焼の産地に構える「梅里窯」が掲げるテーマは、「究極のコーヒーカップ」。大谷焼の厚みのある土の質感は保温性が高く、口縁の厚みがコーヒーの液体をゆっくり唇に届けるため、口当たりにまろやかさが生まれます。産地の伝統的な成形技法を、現代人の「飲む体験」に結び付けている点が独自の強みです。

大堀相馬焼は1690年ごろから製作が始まったとされる(起源の年代については諸説あり)、東北地方で知名度の高い陶器のひとつ。「走り駒(馬の絵)」「青ひび(青みがかったひび模様)」「二重焼(二重構造で保温性が高い)」の三大特徴を持ちます。
二重焼は外側と内側の間に空気層が生まれるため、熱いお茶や味噌汁を注いでも手が熱くなりにくい実用的な構造です。「丸文」はこの伝統を現代に受け継ぐブランドで、福島の手仕事を伝えています。

岡山県備前市で生産される備前焼は、釉薬を使わず高温で焼き締めることで土本来の色と模様を引き出す焼き物です。日本六古窯のひとつで、炎の痕跡である「火襷(ひだすき)」や「胡麻(ごま)」と呼ばれる景色は一点一点異なり、二度と同じものは作れません。
「東憲窯」はその伝統を守りながら、現代の食卓に置いても違和感のない備前焼を制作しています。使い込むほどに土が育ち、表情が変化する点も長く愛用される理由です。

長崎県波佐見町で生産される波佐見焼は、透けるような白磁と藍色の染付絵付けを特徴とする磁器です。薄くて軽く食洗機対応品も多いため、毎日使いのテーブルウェアとして若い世代にも支持されています。
「吉美窯」は伝統的な波佐見焼の技法を守りながら、現代のライフスタイルに馴染む食器を手掛けているブランドです。

佐賀県有田町で生産される有田焼は、400年以上の歴史を持つ日本最古の磁器産地として知られています。上絵(色絵)による繊細な絵付けが特徴で、江戸時代には海外輸出品として高い評価を得ていました。
有田焼の産地には個性の異なる窯元が多数集まっており、BECOSでも複数の有田焼ブランドを取り扱っています。なかでも香蘭社・深川製磁は国内外のコレクターから長く支持されている老舗窯元として知られ、有田焼を語るうえで欠かせない存在です。産地全体として受け継がれてきた色絵磁器の技術水準は高く、贈答品・日常使いの両面で幅広い選択肢が揃っています。
岐阜県東濃地域で生産される美濃焼は、国内の陶磁器生産量において大きなシェアを占める日本最大の陶磁器産地です。起源は5世紀ごろまで遡るとされ、志野・織部・黄瀬戸など多彩なスタイルを生んできました。
「セトモノ(瀬戸物)」という言葉が焼き物全般を指すほど浸透している愛知県の瀬戸焼(日本六古窯のひとつ)とともに、東海地区は日本の陶磁器産業の中心地です。丸モ高木陶器をはじめ、BECOSでは美濃焼を手掛けるブランドを多数取り扱っています。
産地の窯元・作家ブランドとは別に、日本には百貨店や食器専門店で広く手に入る大手陶磁器メーカーが存在します。伝統工芸の窯元と合わせて知っておくと、用途・予算に応じた選択肢が広がります。
これらのメーカーは流通量が多く入手しやすい反面、「作り手の顔が見える一点物」「伝統工芸の背景を知りながら選ぶ」という体験はBECOSのような専門ECの方が得意とするところです。
「陶磁器ブランド」を検索すると、海外の高級ブランドも多くヒットします。代表的なブランドの特徴を簡単に整理します。
| ブランド名 | 国 | 創業 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| ロイヤルコペンハーゲン | デンマーク | 1775年 | 手描きのブルーフルーテが代表的な磁器ブランド |
| ウェッジウッド | イギリス | 1759年 | ジャスパーウェアなど上品で古典的なデザイン。5,000〜20,000円程度が一般的 |
| マイセン | ドイツ | 1710年 | ヨーロッパ最古の磁器メーカー、交差した剣のマークが目印。10,000〜20,000円以上の価格帯が中心 |
| リチャード・ジノリ | イタリア | 1735年 | 鮮やかな色彩と古典的モチーフが特徴 |
海外ブランドは贈答用途でも根強い人気を持ちますが、日本の伝統工芸品ブランドには産地の土・釉薬・技法・作り手のストーリーという、工業的な量産品には再現できない固有の価値があります。ブランドの背景ごと贈りたいというニーズには、日本の産地ブランドが強みを持っています。
産地ブランドは買い足しやすく、ギフトとして贈ったときにブランド名が相手に伝わりやすい点が強みです。一方、作家ものは一点一点の個体差があり、「同じものが存在しない」という愛着の深さが魅力。大日(京焼)のように、天然釉薬で焼成するため同じ配合でも毎回表情が異なるというブランドはその典型です。どちらが優れているということはなく、使い方や贈る相手との関係で選ぶのが実際的です。
| 価格帯 | 向くアイテム | 主な参考ブランド |
|---|---|---|
| 2,000〜5,000円 | マグカップ・グラス・小皿・平盃セット | 丸モ高木陶器(温感マグ2,200円〜、冷感グラス2点セット2,420円〜、平盃セット3,960円) |
| 5,000〜15,000円 | ギフト向け酒器セット・茶碗セット・ボウル・土鍋 | 丸モ高木陶器(土鍋・マグカップセット5,500円)、大日(天然釉薬ボウル) |
| 10,000円以上 | 特別な贈り物・作家もの一点物・ペアセット | 丸モ高木陶器(サウンド酒器セット11,000円)、大倉陶園、香蘭社など |
母の日・誕生日・結婚祝い・引越し祝いなど、贈り物に陶器ブランドを選ぶときの判断基準を整理します。
陶磁器ブランドを選ぶときに知っておくと理解が深まる技法・用語を整理します。
BECOSが厳選した逸品です。用途や贈る相手に合わせてお選びください。
電池不要で、水圧と空気圧を利用してぴよぴよと小鳥のさえずりが聞こえるユニークな徳利。酒はもちろん、お茶やジュースでも音が鳴るため子どもから大人まで楽しめます。桜と富士山をあしらった美濃焼の意匠も美しく、11,000円という価格帯は話題性抜群の贈り物にも最適です。
45℃以上の飲み物を注ぐと桜や紅葉の模様が浮かび上がり、冷めると消える「温感シリーズ」の平盃(白)2点セット。おもてなしの席で思わず歓声が上がるサプライズ演出が魅力で、ペアギフトとしても大好評。美濃焼の確かな品質で、季節の風情を日常の晩酌に取り入れられます。
白地とは一味違う凛とした黒い盃に、45℃以上で桜・紅葉が鮮やかに現れる「温感シリーズ」の平盃2点セット。黒の器との対比でデザインの浮かび上がりがより際立ち、視覚的なインパクトが大きいのが特徴です。ペアでの贈り物や夫婦の晩酌用としても喜ばれる一品です。
「夢」「絆」の文字と模様が45℃以上で浮かび上がるチタン白マットの美濃焼マグカップ2点セット。300mlの使いやすい容量で、朝のコーヒーや緑茶など毎日の一杯に不思議な楽しさを添えます。ペアセットなので、記念日や開店祝いなど特別なシーンへの贈り物にもぴったりです。
約45℃以上になるとオレンジ色の柄が黄色に変化し、熱くなったことを色で知らせる安心設計の美濃焼土鍋。小ぶりなサイズ感は一人暮らしの新生活にぴったりで、入学・就職祝いのギフトとして実用的かつユニークな選択肢です。化粧箱入りで贈り物としてもそのまま渡せます。
17℃以下に冷えた飲み物を注ぐと、白かったイヌとネコのデザインが黒く変化する「冷感シリーズ」のガラスグラス2点セット。牛乳が苦手なお子さまへのユニークな食卓演出として人気が高く、2,420円とリーズナブルなためプチギフトにも最適。日常使いから子どもへのプレゼントまで幅広く活躍します。
光を蓄えると暗所で猫と足跡が静かに光る、美濃焼の蓄光ボウル。スタイリッシュなマットライトグレーはサラダ・スープ・取り皿と普段使いしやすく、猫好きへのプレゼントとしても個性が光ります。温感マグなど同シリーズとセットでギフトとして贈るのもおすすめです。
45℃以上の飲み物を注ぐと、黒いシルエットから和柄模様の親子ゴールデンレトリバーに変化する美濃焼マグカップ。300mlの飲みやすいサイズで日々のコーヒータイムを楽しく演出します。犬好きや和雑貨好きへの誕生日ギフト、海外の方へのお土産としても喜ばれる2,200円の手頃な一品です。
陶器・陶磁器ブランドを選ぶ際に押さえておきたい要点を振り返ります。
ブランド選びの軸が定まれば、選択肢は自然と絞られます。BECOSの各ブランドページでは、ページ内の素材・サイズ・価格帯を見くらべながら選べるよう情報を整理しています。気になるブランドの商品一覧をじっくり眺めてみてください。
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